アクティビティー1.8 第1章からの主な結論

アクティビティー 1.8 第1章の要点

あなたが本章から読み取った要点を、後述の重要ポイント以外に、少なくとも5つ書き出してください。

導くことが可能な結果はたくさんありますが、私の結論を以下に示します。

  1. 大学には、労働市場からの短期的な需要を満たすだけよりも幅広い目的があります。一方、中等教育後の延長と、熟練し、順応性があり、競争力のある労働力を創出するニーズの間には「隠れた契約」があります。このことは必ずしも矛盾するものではありません。私たちが大学の目的の中心と見なす活動の多くは、あまり手を加えなくても、こうした労働力のニーズを満たすことができます。
  2. 学生の多様性と容易にコンテンツを利用できることにより、適切な教育原理と学習の研究に基づく良質の教育の重要性が高まります。これは中等教育後の教育の専門化を意味します。
  3. テクノロジーの変化は絶え間なく続きます。いや、それどころか加速的でもあります。教育に適用し得る新たなテクノロジーは、常に開発され続けています。テクノロジーが捨て去られることはありません。目を背けて、教育にテクノロジーを利用するかどうかについて、一切の決定をせずに切り抜けようと願っても無駄です。テクノロジーを利用すべきという圧力は、緩まるどころか高まりつつあります。
  4. 教育に特化したテクノロジーは比較的少ないです。製造業者やテクノロジー信奉者からの外圧は強く、教員からのニーズは弱いです。しかし多くのテクノロジーは、価値ある教育手段であることが徐々に証明されてきました。
  5. 教育手段には数多くの選択肢があり、中には他の手段と大きく異なるものもあります。もし異なるテクノロジーの間に教育的な差があるのなら、研究者や教員はそれを理解しておく必要があるでしょう。
  6. テクノロジーによって私たちの教育提供方法が大きく変わり始めてから、まだ数年しか経っていません。遠隔教育とオンライン学習は、教室やキャンパスで提供されている主流の学習と比べると、末端あるいは周辺的な活動でした。しかしこの状況は明らかに変わりつつあります。テクノロジーは、教育の目的やプロセス、何が有効な知識を構成するのか、そしてこれを獲得するための最善策は何であるか、私たちは根本的なところから検討しなければならなくなりました。
  7. このことは教員がテクノロジーの利用の是非や、最善の利用方法を決定するための、ある種の枠組みが必要であることを意味します。これが本書の主な目的です。

ライセンス

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Copyright © 2020 『日本語版』, 2015 Anthony William (Tony) Batesの「デジタル時代の教育」は、特に断りのない限り、クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利 4.0 国際 ライセンスに規定される著作権利用許諾条件。

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