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本文を読みましょう
アイヌの人々は、海や川に近くて、食べ物や飲み物が手に入りやすい所に家を建てた。家が集まった所はアイヌ語で「コタン」と言って、それぞれのコタンの名前には意味がある。
コタンの名前には、「ぺッ」、「ナイ」、「ポロ」という言葉が多く見られる。「ベッ」は大きい川、「ナイ」は小さい川、そして「ポロ」は大きいという意味だ。アイヌの人たちは何百年もの間、海や川でマレクという道具や網を使って、魚をとったり、山で植物を採ったり、動物の狩りをしたりして、生活していた。また、それぞれのコタンが魚や動物をとる所をきめていて、ほかのコタンの所からは、とってはいけなかった。
家はアイヌ語で「チセ」という。チセの中心には、家をあたためたり食べ物を料理したりするための囲炉裏があった。アイヌにとって、火は神様で、アイヌ語でアペフチカムイと言う。そして、チセには、神が家に出入りするための窓もあった。
チセは、それぞれの地方にある木や草を使って建てられた。例えば、屋根や壁には、アシやススキ、ササ、キハダ、カバなどの木の皮を使った。
チセには、人が住むための建物だけでなくて、作物を取っておくための倉や、トイレ、子熊のオリなど、別の建物もあった。
Media Attributions
Chitose River Packrafting (Hokkaido, Japan) by Robert Thomson is licensed under CC-BY-SA 2.0.
Kotan at Upopoy National Ainu Museum and Park by Nina Langton licensed under CC-BY 4.0.
Interior of traditional Ainu House in the Saru River area of Hokkaido at the National Museum of Ethnology, Osaka by Yanajin33 licensed under CC-BY-SA 3.0.
Personal photos of Ainu house interior and exterior by Kanako Uzawa. All rights reserved.
“すすき” by detsugu is licensed under CC BY-NC 2.0.
Sasa senanensis by wallygrom is licensed under CC-BY-SA 2.0.
Hoyt Arboretum in Portland, Oregon by sunoochi is licensed under CC-BY-2.0.
Storehouse and bear cub cage at Nibutani Museum and Park by Nina Langton is licensed under CC-BY 4.0.
たべもの food
のみもの beverage
いえ house
たてた (たてる、たつ) to build
ところ place
なまえ name
いみ meaning
ことば language; word
なんびゃくねん hundreds of years
どうぐ tool
あみ net
しょくぶつ plants
どうぶつ animals
かり hunting
せいかつ life/living
きめて (きめる) to decide something
しゅうしん center
あたためる to warm up something
りょうり cooking, cuisine
いろり hearth/ fire place
かみ(さま) god
まど window
ちほう region
くさ grass
やね roof
かべ wall
かわ skin, bark
たてもの building
さくもつ crop
くら storehouse, granary
こぐま bear cub
cage