Uzawa Kanako is an Ainu scholar, artist and activist.  Listen to her introduce herself, and answer the questions by clicking on the purple button that appears on the screen.  The transcript is provided below.

みなさん、こんにちは。アイヌ語ではイランカラプテ！

私の名前は、鵜澤加那子と申します。私の生まれは北海道平取町二風谷です。

育ちは北海道、東京、そして、福島県になります。北海道は、自然も多く、カナダの気候に近いと思います。東京は、いろいろなものがあるけれど、ビルも多く、夏はとても暑いです。福島は、みなさん知っていると思いますが、2011年大きな地震がありました。

私は、日本の先住民族であるアイヌ民族の母と和人の父の間に生まれました。でも、学校は日本の学校に行きました。

母語は日本語です。大学生の時に、東京にあるアイヌ民族のレストランで働くようになったことがきっかけで、東京アイヌコミュニティーと出会い、歌や踊りをするようになりました。

小学校から高校までの日本の教育の中でアイヌ民族のことは、ほとんど教えられませんでした。中学生のとき、なぜか英語の教科書に、その当時国会議員をしていた萱野茂さんと言う方のことが紹介されていて驚いたのを覚えています。どうして歴史の教科書ではなく、英語の教科書なのだろう、と思いました。

現在私は、アイヌ民族出身の学者、そして、アーティストとして仕事をしています。アイヌ民族が作るアイヌアート展、そんな展覧会をアメリカミシガン大学美術館で企画しています。アイヌが作るものと場所を若い人たちに提供したいです。

今回この教材を使う中で、アイヌから見たアイヌの文化や歴史をみなさんに知ってもらいたいです。アイヌ文化と日本の文化は全くと言って良いほど違います。言葉も世界観も違います。日本の文化だけではなく、そんなアイヌの世界観、そして、素晴らしいアイヌ文化に触れてほしいです。そして、カナダにもいる先住民族のことも一緒に考えてほしいです。