Keira Tomoko describes the central role of food and hospitality in Ainu culture. This reading is at the upper beginner level.
少し年配のアイヌの女は、外で人と行き合った時やだれかが訪ねて来た時、あいさつのように「まま(飯)食ったかぁ」と話を始めます。私が一年間生活をともにしたステノ・フチ(婆ちゃん)も、いつもご飯をたっぷり電気ジャーに保温しておき、来客があると「ままでも食べてから、、、、」とすすめる人でした。…
アイヌ、とりわけ女のアイヌにとっての生活とは、「食べる」ことと同じ意味を持っていたのです。
食べる、食べさせる、食べ物を用意しておく—- チセコ・カッケマッ(家を取りしきる淑女)として、女がしっかりとその役割を果たすためには、そして、四季を通して毎日の時間の使い方を決めていく上で、それらは一瞬も忘れてはならないことだったのでしょう。
古い時代、アイヌは夏を「女の季節」、冬を「男の季節」と表現しました。畑仕事や山菜の採取・保存は女の仕事、狩りは男の仕事。そんなふうに役割が分担されていたころのことを偲ばせます。…
計良智子, フチの伝えるこころーアイヌの女の四季 p. 12
これは二風谷に住んでいる貝澤雪子さんが作ってくれたお弁当です。中には、シト、鹿の肉、シャケ、きびご飯、フキなどが入っている。おいしかった!
漢字を練習しましょう!
聞きましょう。ふつうの速さでちょうせん!
もう一度、ゆっくり聞きましょう。
Media Attributions
[アイヌ文化ツアー]アイヌ料理を楽しむ ([Ainu culture tour] Enjoy Ainu cuisine) by Nikunoki (Satoshi Kinokuni) is licensed under CC-BY 2.0.
Present-day Ainu obento photo by Nina Langton is licensed under CC-BY 4.0.
ねんぱい elderly
たずねる visit
めし food/rice
くった ate
せいかつ life/living
ばあちゃん grandmother
ごはん rice/meal
でんきジャー electric rice cooker
ほおん keep warm
らいきゃく visitor
すすめる to recommend
おなじ same
いみ meaning
たべもの food
ようい prepare
しゅくじょ lady
やくわり role
はたす to accomplish, fulfill
しき four seasons
とおして (とおす、とおします、) through
つかいかた how to use
いっしゅん for a moment
わすれて (わすれる、わすれ) to forget
ふるい old
じだい era
なつ summer
きせつ season
ふゆ winter
ひょうげん to express
はたけしごと working in the fields
さんさい edible wild plants
採取 harvesting
ほぞん preserve
しごと work
かり hunting
ぶんたん divide, share
しのぶ to remind, reminisce, be nostalgic
にぶたに town in Hokkaido
かいざわゆきこ Ainu artist living in Nibutani, Hokkaidō
おべんとう lunch box
dumplings
しか deer
きびごはん rice with millet
Giant butterbur