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…春の山菜を、あれこれ料理して旬の味や香りを楽しむのと同時に、これから一年分の食用や薬用として保存するために処理するのも、結構大変な仕事です。山歩きのためだけでなく、採ってきた山菜を処理するためにも、好天をうれしく感じる日々なのです。
ウドの酢みそあえを作った時、ステノ婆ちゃんは「これが食べられると知ったのは、シャモ(和人)が入ってきてからのことだ」と話してくれました。アイヌ名チマ・キナ(かさぶた草)の名の通り、傷薬としてはよく使われたそうですが、食べることに関しては「シャモの食べ方をまねしたんだ」とフチが言うように、北海道では和食文化とともに広がったようです。…
計良智子, フチの伝えるこころーアイヌの女の四季 p. 23
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少しゆっくりで聞いてみましょう。
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ウドの新芽 by Junsuke licensed under CC BY-NC-SA 2.0.
さんさい edible wild plants
りょうり cooking, cuisine
しゅん seasonal
あじ taste
かおり smell
どうじ at the same time
いちねんぶん one year's worth
しょくよう for eating
やくよう medical purposes
ほぞん preserve
しょり process; treatment; disposal
けっこう quite; sufficient; fine
たいへん tough
しごと work
やまあるき hiking, walking in the mountains
とる to gather, pick (e.g. wild plants)
こうてん sunny weather
かんじる(かんじて) to feel
ひび days
す vinegar
ばあ grandmother
わじん non-Ainu Japanese people
かざぶたそう/くさ scab grass
きずぐすり ointment
かんして regarding, related to, concerning
たべかた how/the way to eat
ほっかいどう northern island of Japan
わしょく Japanese food
ぶんか culture